なぜか眠い
ちっとも身体を動かさなくても、ベッドに近づかなくても眠たくなるのです。
それなら、睡眠欲求は精神的疲労と関連するのではないでしょうか。
ここでもまた、相関関係を証明することは無理でしょう。
もしあるとしても、1日中知的な努力をすると寝つきが悪くなるくらいのもので、これは寝るときになってもまだ頭の中に考えごとがいっぱいつまっているせいなのでしょう。
皮肉にも、てっとり早く誰かを眠らせてしまいたいのなら、知的な刺激が最小になるような退屈な状態にその人を追い込めばよいのです。
逆に、睡眠の動機が強まると脳は休息できる、と信じ込むのも正しくありません。
脳は覚醒中にたまった不要産物を睡眠中に捨て去るか、翌日に必要となる新しい物質を生産する、と多くの人が示唆しています。
しかし、この考えもやはり生化学的な幻想にしかすぎないもので、実証されているわけではなく、ある種の生理的な修復過程が生じるのに睡眠が必要だ、と教え込まれた科学者の偏見に支えられているのです。